ベビーローションを使うのをやめるタイミングって、意外と難しいですよね。
保湿は大切だとわかっていても、「もうベビーローションは卒業してもいいのかな?」「大人と同じものでも大丈夫?」と疑問に感じることもあるでしょう。
今回はベビーローションをいつまで使うべきか月齢・年齢別に詳しく解説していきます。”いつまで使う?”の迷いをクリアに、月齢ごとに必要なケアをすぐ分かるように整理しました。

うちの2歳の娘はまだベビーローションを使っています。
いつ卒業すればいいか気になる!
- 新生児から1歳ごろ:肌のバリア機能が未熟なので、毎日たっぷり保湿を。
- 1歳から3歳ごろ:肌トラブルが減っても油断せず、季節や肌の状態に合わせて保湿を継続。
- 3歳以降:肌質に合わせて判断。
ベビーローションはいつまで使うべき?月齢・年齢別の使用目安
では、具体的にベビーローションはいつまで使い続けるのが良いのでしょうか?
【新生児から1歳ごろ】毎日しっかり全身ケアを!
この時期の赤ちゃんはまさに「保湿のゴールデンタイム」です。
生まれたばかりの赤ちゃんの肌は、羊水に守られていた環境から一転、乾燥した外気にさらされます。肌のバリア機能が未熟で皮脂分泌も少ないため、非常に乾燥しやすい状態です。
- 入浴後5分以内が勝負! お風呂から上がったら、肌の水分が蒸発する前に、できるだけ早く(目安は5分以内!)ベビーローションを全身に塗ってあげましょう。
- 「たっぷり」が基本 少量を伸ばすのではなく、手のひらで温めてから、肌がしっとりするくらいたっぷりと塗ることが大切です。特に乾燥しやすい頬、腕、足などは念入りに。
- 朝晩2回が理想 お風呂上がりだけでなく、朝起きた時や着替えの時など、1日2回の保湿ケアを習慣にできると理想的です。
この時期にしっかり保湿ケアを行うことで肌のバリア機能を育み、将来的な肌トラブルのリスクを減らすことにつながります。
【1歳から3歳ごろ】季節や肌の状態に合わせて継続
1歳を過ぎると徐々に肌のバリア機能が発達してきますが、まだまだ大人の肌には及びません。
特に乾燥しやすい冬場や、汗をかきやすい夏場は、季節に応じたケアが必要です。少なくとも2~3歳ごろまでは毎日保湿ケアを続けるのが理想的とされています。
この時期は赤ちゃんの肌の調子を毎日チェックしながら、ベビーローションの使用を続けることをおすすめします。
カサつき気味の時期は多めに、肌の調子が良い時は少なめにと調整しながら使っていくのがコツですよ。



我が家では普段はベビーローション、冬場はちょっと良い高保湿クリームと使い分けています。
- 冬場は特に乾燥対策を 空気が乾燥する冬は肌の水分が奪われやすいため、引き続き念入りな保湿ケアが必要です。ベビーローションに加えて必要に応じてベビーオイルやクリームを併用するのもおすすめです。
- 夏場も油断は禁物! 汗をかきやすい夏場は「保湿は不要?」と思いがちですが、汗は肌のうるおい成分を洗い流してしまうためかえって乾燥を招くことがあります。汗をかいたらこまめに拭き取り、シャワーで流した後は必ず保湿をしましょう。
- 遊び盛りの子どもたち 外で元気に遊ぶ機会が増え、砂や土、紫外線など肌への刺激も増えてきます。肌に負担がかかる前に、ベビーローションでしっかり保護してあげるといいですね。
【3歳以降】肌質に合わせて判断
3歳を過ぎると個人差がより大きくなってきます。肌が強くなって特にトラブルがない子もいれば、3歳頃まで乾燥しやすい肌質が続く子もいます。
- 乾燥肌や敏感肌のお子さん: 引き続き保湿ケアがおすすめです。症状が改善するまで、毎日続けることをおすすめします。
- 普通肌のお子さん: 乾燥が気にならない場合は、毎日保湿する必要はなくなることもあります。ただし、冬場など乾燥しやすい時期やプールや海水浴の後など肌が刺激を受けた際は、一時的に保湿を行うと良いでしょう。
- アレルギー体質のお子さん: アトピー性皮膚炎などのアレルギー体質を持つお子さんは肌のバリア機能が弱い傾向にあるため、かかりつけの医師と相談しながら適切なケアを行うと良いでしょう。
大切なのはお子さんの肌の状態をよく観察すること。乾燥が気になるようであれば継続し、肌トラブルがほとんどなくなったら徐々に使用頻度を減らしていっても良いでしょう。
「いつまで」という明確な線引きはありません。お子さんの肌の状態が安定していて、特にトラブルがなければ徐々にベビーローションを卒業していくことを考えても良いでしょう。



お子さんの肌トラブルを防ぎ健やかな肌を育むためにも、ベビーローションでの保湿ケアはとても重要なんですね。
ベビーローションを卒業するサインと卒業時の注意点
「そろそろベビーローション、卒業してもいいかな?」そう判断する際のサインと卒業する際の注意点について解説しますね。
ベビーローション卒業のサイン
以下のサインが見られたら、ベビーローションの卒業を検討しても良いかもしれません。
- 肌の乾燥が目立たなくなった お風呂上がりや洗顔後も、肌がカサカサせず、しっとりとした状態が保てるようになった。
- 肌トラブルが減った 乾燥によるかゆみや湿疹、赤みなどの肌トラブルがほとんど見られなくなった。
- 皮脂分泌が活発になってきた Tゾーンなどに少し脂っぽさを感じるようになった。
もちろん、これはあくまで目安です。お子さんの肌質は一人ひとり違うのでこれらのサインが全て当てはまらなくても、肌の状態が安定していれば卒業を考えても良いでしょう。
卒業時の注意点
ベビーローションを卒業する際はいくつか注意しておきたいポイントがあります。
- 少しずつ減らしていく 毎日使っていたのであれば、数日おきにしたり、塗る量を少し減らしたりと、徐々に使用頻度や量を減らしていくのがおすすめです。お子さんの肌の様子を見ながら、慎重に進めましょう。
- 他の保湿剤に移行する際は慎重に 大人用の保湿剤に切り替える場合は、まずパッチテストを行うことをおすすめします。腕の内側などの目立たない場所に少量塗って、24時間ほど様子を見て、かゆみや赤みが出ないか確認しましょう。香料や着色料、アルコールなどの添加物が少ない敏感肌用の製品から試すのが安心です。
- 乾燥を感じたらすぐに再開 ベビーローションをやめてみて「やっぱり乾燥するな」「肌荒れが気になる」と感じたら、無理せずにベビーローションの使用を再開しましょう。お子さんの肌のサインを見逃さないことが大切です。
ベビーローション選びのポイントとよくある質問
最後に、ベビーローションを選ぶ際のポイントと、よくある質問にお答えします。
ベビーローション選びのポイント
もし今使っているベビーローションから別のものに切り替えたい、これからベビーローションを選びたいという場合は、以下のポイントを参考にしてください。
- 低刺激性であること 香料、着色料、アルコール、パラベンなどの添加物が少ない、または無添加のものがおすすめです。「敏感肌用」「赤ちゃん用」と明記されているものを選ぶと良いでしょう。
- 保湿成分がしっかり配合されていること セラミド、ヒアルロン酸、スクワラン、ワセリン、シアバターなどが代表的な保湿成分です。これらの成分が配合されているか確認しましょう。
- テクスチャー(使用感) お子さんの肌質や季節に合わせて選びましょう。
- ローションタイプ:伸びが良く、さっぱりとした使用感。日常使いに。
- ミルクタイプ:ローションよりしっとり。全身に使いやすい。
- クリームタイプ:濃厚で高保湿。乾燥がひどい部分や冬場に。
- オイルタイプ:非常に保湿力が高く、バリア機能が低下している時に。
- 価格と容量 毎日使うものなので、無理なく続けられる価格帯で、容量も使い切りやすいものを選びましょう。
よくある質問
まとめ:お子さんの肌は成長に合わせて変化する!
今回はベビーローションをいつまで使うべきかについて、月齢・年齢別に詳しく解説しました。
ベビーローションをいつまで使うかは、お子さんの肌質や成長段階によって大きく異なります。一般的には2〜3歳頃までは継続し、その後は肌の様子を見ながら徐々に調節していくのが良いでしょう。
- 新生児から1歳ごろ:肌のバリア機能が未熟なので、毎日たっぷり保湿を。
- 1歳から3歳ごろ:肌トラブルが減っても油断せず、季節や肌の状態に合わせて保湿を継続。
- 3歳以降:肌質に合わせて判断。
「いつまで」という明確な答えはありませんが、お子さんの肌の状態が一番のサインです。カサつきやかゆみ、肌荒れがないか、毎日よく観察してあげましょう。
もし迷ったら、かかりつけの小児科医や皮膚科医に相談するのも良い方法です。
お子さんの健やかな肌はママにとっても嬉しいものですよね。ベビーローションを上手に活用して、大切な肌を優しく守ってあげてくださいね!

